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| 2004/1/21 |
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『カッコいい女!』
著 者:夏木マリ 出版社:ベストセラーズ
発行日:2004年01月 本体価格:1,300円
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カッコいい女、ってどういう女性のことだと思いますか?人それぞれだと思いますが、たいていの方は「○○さんみたいな女性」というように、具体的な人物のイメージがあるのではないでしょうか。私にもそういう具体的な「カッコいい女性」の理想モデルが何人かいまして、そのうちの一人が夏木マリさんなんです、おこがましくも(笑)。でも、理想は無理なほど高い方が良いのです〜。心の中にそういうファンタジーを持つことで毎日を元気に楽しく過ごせるんですから!
そんなわけで、そんなファンタジーという泡のようなものをモクモクと泡立たせてくれる、そういう人との出会いが私には欠かせません。勿論、それは実際に出会う人でもいいのですが、雑誌やブラウン管の中の有名人でもいいですし、マンガや小説に出てくる登場人物でもいいのです。重要なのは、その人(のイメージ)によって自分の心の中のファンタジーがどれくらい豊かになるか、ということなのです。
そういう意味でも、学生の頃に観た『鬼龍院花子の生涯』は私にとって強烈な映画でした(イキナリ話が飛んでスミマセン)。夏目雅子が演じる主人公以外、全員が驚くほど変人揃いで(笑)。私のお気に入りは、岩下志摩扮する「歌」と夏木マリ扮する「秋尾」。特に夏木マリの、妖艶な悪女っぷりには驚愕と爆笑を超えて感動もの。私の心の中のファンタジーがモクモクモクモクと音をたてて泡だってしまい大変でした…。その後もたまに見かけるマリ姐さんは私の期待を裏切らず、『里見八犬伝』では血の池で湯浴みしたり、『サムライ・フィクション』では女親分としてあの布袋寅泰を従えてたり、『千と千尋の神隠し』では湯婆婆となって女の子をイビったり。かと思えば、元pizzicato fiveの小西康陽プロデュースでジャンヌ・モローも顔負けな大人のアンニュイを歌ったり、「印象派」という一人舞台を10年もストイックに続けていたり…。
夏木マリさんの演じる役柄や歌から受けたイメージがとにかくファンタスティックで、それで充分楽しめていた私は、実際の彼女がどういう人なのかということにはそれほど興味がありませんでした。でも本書『カッコいい女!』を読むと、これまた魅力的なんです〜。一言で言うと、「自分にとって必要なものと必要じゃないものが、ハッキリと迷うことなく分っている人」。例えば、あんなに売れッ子なのに持ち家もなく、ずーっと一人で賃貸暮らしなんだとか。「土地とか持ち家には興味がわかない。ベッドと体があれば、それでOK」。ブラーヴォ!ピィーッ(口笛)!またもや心の中のファンタジーがモクモクと泡立ちました。カッコよすぎです、マリ姐さん。
こうとなったら、夏木マリさんの素のカッコよさをこの目でしかと確認せねば!…というわけで先日、某書店でのサイン会に行ってきましたー!カッコよかったですよぉ〜。黒いタートルネックに黒い細身のパンツをはいて黒い帽子をかぶり、豪快に大口開けて笑い、太いハスキーヴォイスで話す。何というか、世間に迎合していない感じ。全然守りに入っていない感じ。その夜は粉雪の舞う寒い夜でしたが、「私も頑張ろう!」というような、ものすごく真っ当で真っ直ぐな元気を貰って帰ってきたのでした。
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【楽天ブックススタッフ 寺】 |
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