| <<前日の日記へ | 翌日の日記へ>> |
| 2003/5/19 |
 |
『そのケータイはXX(エクスクロス)で』
著 者:上甲宣之 出版社:宝島社
発行日:2003年05月 本体価格:1,600円
|
温泉旅行に行ったら、その村の住人は薄気味悪く、神社では人形を火あぶりにする変なお祭りをやっているし、という状況だったらあなたはどうしますか?・・・私なら逃げます。もちろん本書の主人公しおりも逃げに逃げます。どんなお話かといいますと・・・しおりは友人・愛子と2人で山の中の温泉にきています。温泉から旅館の部屋に先に帰ったしおりは、部屋の中で携帯電話を見つけます。電話に出たしおりはモノノベと名乗る男から「今すぐ逃げ出さないと片目、片脚、片腕を奪われ、村に監禁されるぞ!逃げろ!」と言われます。愛子は帰ってこないし、何がなんだかわからないしおりは、どうするのでしょう?それは読んでのお楽しみです。
第2章ではその時の愛子に視点が移って・・・とストーリーは目まぐるしくサイコパニック映画のような展開。「おいおい!それは人間の動きではないぞ」とツッコミを入れたくなるジェイソンのような敵が登場したりしますが、とにもかくにも最後はどうなるのかが気になって一気に読了。誰がウソをついているの?誰を信じればいいの?初めから読むあなたはぜひ推理してみてくださいね。主人公のしおりはパニックになって誰を信じていいのかわかならくなりますから。・・・って実際自分もこんな状況に放り込まれたら大パニックです。以前「富士急ハイランド」に行ったとき、すっごく恐いお化け屋敷があるのですが(閉鎖病棟という設定で建物は広く迷路になっており、しかも人間が脅かしてくるのです!)私は途中で何がなんだかわからなくなり、本気で気絶するところでした。一番初めの避難口でリタイアさせていただきました・・・。人間一度パニックになると何を見ても恐くなり、自分では自分をコントロールできなくなるのです。
そういう感じで「え?え?」と次々パニックが襲ってくる本書。一瞬たりとも安心できない刺激が満載です。疑問が残る部分も多少あるのですが、これはテレビドラマ化したら面白いかと。1人で観ることだけは遠慮しますけど(笑)。 |
|
【楽天ブックススタッフ 卯】 |
|