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読書日記 2004年3月31日更新
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2003/4/18
『陋巷に在り(13(魯の巻))』

著 者:酒見賢一
出版社:新潮社
発行日:2002年09月
本体価格:2,000円
1年に1冊のペースだから、完結までに13年かかったんだなぁ。(+私も年をとったわけだなぁ)とやたら感慨が深かったです。と思って1巻の発行日を確認したら1992年でした。あら…

酒見賢一さんの本との出会いは『後宮小説』でした。高校の時の国語の先生から「これ、面白いから読んでみなよ。」と薦められたのがそのきっかけ。タイトルがタイトルだったので、とてもドキドキして読み始めたのですが、設定の面白さと壮大な広がり(そしてちゃんと恋愛というスパイスも効いている)に虜になってそれから出る小説出る小説読み漁っていました。そもそも中国が舞台と聞いただけで「漢字が多いし、登場人物が多いし、哲学めいたな事をつべこべ言うから読むのが大変。」という不謹慎な決めつけをしていた私でしたから、酒見さんの書く“難しいようだけどとてもわかりやすい中国”は良い入門書になりました。多分このステップを踏んでいなかったらその後宮城谷昌光さんの小説を読むこともなかったことでしょう。

んでもって、そのうちに始まったのがこの『陋巷に在り』のシリーズ。孔子とその愛弟子顔回を描いた超大作です。もちろん私の苦手な「師曰わく…」という文章が頻発するのですが、口語に訳されてついでに解説もつけられ、さらにはそれがきちんと物語の骨になっているという大変豪華で有り難いつくりになっていました。1巻が私の心をぐぐっと掴んだもう一つの理由は、シャーマニズムのような人間離れした魑魅魍魎とのやりとりがあったということ。ファンタジー好きの私にはこれはたまりません。その不思議な力も礼なのだそうです。

孔子が学問を離れ政治の方に傾いていく一方で、それを陥れようとする力が働いたり、途中で媚という妖艶な力を持つ人物が出てきて弟子たちが翻弄されたり、顔氏というシャーマン集団の活躍があったり滅亡が描かれていたりとそれはそれは色々な事件が起こりました。そして最終巻にあたるこの巻ではそれら全てが収束していくという大変な展開になっています。孔子が政治という波に呑まれて疲弊していく中で、終幕に来てますます活躍が光るのが顔回の存在。顔回という人物が「陋巷にあった」という事がどういう事だったかの答えがくっきりと浮かび上がってきました。今の日本社会と照らし合わせてみても非常に感慨深い部分です。なぜかやたらと胸に響いてしまって何度もじーんとさせられてしまいました。

あまりに長かったので、途中の展開を忘れているところも多々あります。せっかくなのでどこかで時間を見つけて一気読みしてみたいものです。
【楽天ブックススタッフ 瑞】


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