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| 2003/3/6 |
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『ブースケとパンダの英語でスパイ大作戦』
著 者:山田真美 出版社:幻冬舎
発行日:2003年01月 本体価格:1,200円
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また買っちゃったよ。。。英語をやる気になって『ビッグ・ファット・キャット』を買ったのが昨年7月のこと、それから何も進歩がないままに、また“中学1年で習う単語だけで英語はここまで話せます。”なんてキャッチに惑わされてまたその気になっちゃって、あ〜もう。私ったら…(多分、本当にやる気のある人はもっといかにも本格的な本からスタートするに違いない)
で、読み終わってみると。「確かに中学英語ってすごいや!」って気分になれます。そして「学校で習う英語なんて、所詮受験英語じゃないか…」と言い訳を繰り返してきた自分を恥じたい気分になるのです。文法とか、難しい言い回しとかそういう理屈を抜きにして本が進んでいくのが凄いところです。そこからは、たとえ理屈を知っていたって相手とコミュニケーションが取れなければ意味ないわ!という著者の英語に対する姿勢がハッキリと見られます。なのでパンダとブースケもほとんど英語が話せないままにスパイ大作戦に放り込まれる羽目になるのです。
英語本としてイカしているのは、そのミステリアスかつ続きを読みたくなる物語の展開にあります。表紙をめくると登場人物紹介があるんですけど主人公のパンダ(目のまわりが黒いんだか白いんだかよくわかんないシュールな顔したヤツ)の無芸大食のフリーター(ただいま失業中)。中学高校時代、英語の成績は「オール2」だった。という設定に妙な親近感を覚えちゃって一緒になって楽しめました。
とにかく、本屋としては蘇ってくるのはビッグ・ファット・キャットの大ブレイクの思い出。力の抜けた面白さはそれを凌駕するとにらんでいます。どこまでブレイクするか楽しみ〜
(そんなことを楽しみにしないで、英語がぺらぺらになった自分の姿とかを思い浮かべるべきなんだろうな。と今ふと思いました。)
■おまけ
先日の読書日記に新潮文庫ってみんな同じフォントなのかしら?って書いたところ、新潮社のO西さんから
「精興社書体は新潮文庫でもめったに使われていないのではないでしょうか?(個人的には精興社といえば岩波文庫です)。」っていうお答えをいただきました。
ついでに気になっていたじゃあ、新潮文庫の背の色って誰が決めるの?ってことも聞いたんですけどそれについては 「その作家にとって最初の文庫を出すときに、背の色を決めます(当たり前か)。作家の五十音順に棚に差したときに前後の人と同じ色にならないように決めているそうです!本人の希望は聞かず、イメージで決めたりするそうです。また、松本清張や池波正太郎のようにたくさん文庫がある作家は、あまり重たい色にすると棚が暗く見えてしまうので、明るい色にしているそうです。」
というお返事。なるほど。
私なんぞ新潮文庫のおかげで夏目漱石と聞けばえんじ色を思い浮かべるし、福永武彦と聞けばグレー(シルバー?)を思い浮かべます。という感じに、作家の色イメージは新潮文庫によって決まってます。さすが新潮文庫。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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