| <<前日の日記へ | 翌日の日記へ>> |
| 2003/2/27 |
 |
『マネーロンダリング』
著 者:橘玲 出版社:幻冬舎
発行日:2002年05月 本体価格:1,800円
|
この本のことは「2002年心に残った本」で少し触れました。読後はずっしりと重かった印象が一番残っています。そもそもこの本を手に取ったのは、金融方面のものが好きなので「脱税小説」にして「金融情報小説」であるという触れ込みに、ほとんど条件反射的に手にとってしまったからでした。ところが、金融的知識をバックに持っていれば読みやすいことは確かではありますが、その実際は「これ金融小説というより、十分ミステリーだろ・・(読後のてぃあ氏談)」というものでした。
金融小説の面から見たら「金融知識をバックに持っていれば読みやすい」のは確かでありますが、その点は「情報小説」でもありますので解りづらい言葉や用語の前後では説明が付されていますので、混乱することも無いでしょう。また「脱税小説」の色合いが濃い部分では、脱税云々についてもさることながら日本の「法」や「個人情報」について考えさせられることもしばしばでした。
とある子供が誘拐され、子供の親・誘拐の方法を教えた指南者がわずかな手がかりから誘拐犯を追っていく。ミステリーのジャンルにこんなストーリーがあってもおかしくはないでしょう。この「マネーロンダリング」ではこの誘拐された子供というのが巨額な金であり、子供の親がヤクザ屋さんだったり、日本・香港の裏(か表か微妙な)稼業の方々が登場してパタパタと物語をひっくり返してまわったり、、、そんなストーリーだとお考え下さい(どんな例えをしてるんだか・・・)
そんな金融ミステリーの中で繰り広げられる男女のロマンス。出会い、別れ、束の間の逢瀬、破滅的な再会、そして・・・。このストーリーを音楽にたとえるならばビートルズの「A Day In The Life」でしょうか。余韻(というのには少々重いか)をどうぞお楽しみください。 |
|
【楽天ブックススタッフ てぃあ】 |
|