本日で今年の読書日記の更新も最後となります。今年の最後に何の本を選ぼうかと迷ったあげく…この本を選びました。世界の有名人が(死の前に)最後に残した名セリフ集です。一見重苦しいテーマですが、本当に人それぞれで、「死に方」というのは「生き方」と表裏一体なんだなぁというのがしみじみ感じられます。それまでのその人の生き方が一瞬でパァッと垣間見える「最後の言葉」。もちろん何からの理由で急死してしまったため、自分では予期しなかった言葉が「最後の言葉」になってしまった人も多いです。ウォールストリートジャーナル誌の発行人だったバロン氏は、秘書に「何かニュースは?メッセージはあるかね?」と尋ねた直後に亡くなったそうです。…ビジネスマンらしい最後ですね。ちなみにホテル経営者のコンラッド・ヒルトン氏の最後の言葉は「シャワーカーテンはバスタブの内側に入れておくように」だそうです。
まだ記憶に新しい方も多いかと思いますが、アメリカ同時多発テロの犠牲者の「愛の最後の電話」も収録されています。世界貿易センタービルに突っ込んだ飛行機に乗っていたブライアンは携帯で妻に電話をかけ「今飛行機がハイジャックされたんだ。事態は思わしくない。できればおまえと話したいが、もしダメだったら、おまえは今後はできるだけ楽しく自分の人生を生きなさい。愛しているよ、いつの日か再会することになってもね」と別れのメッセージを留守電に残し、それが最後のセリフとなってしまった人です。悲劇的でかなり泣けるセリフですが、きっと優しく愛にあふれた人生を送ったステキな人だったんだろうなぁ、と想像できます。私も最後の時はこういうことが言えるような人生を送りたいです。はい。
ちょっと余談ですが、生きている人にとって「死んだらどうなる?」は永遠の謎ですよね。想像するしかないのですが「何も無くなる」とか「違う場所に行く」とはぜんぜん違う発想で、永遠と覚醒するようになるのかも…と想像する一睡もできなくなった女の話(村上春樹さんの短編)を読んだときは怖かったなぁ。
あなたなら最後にどんなセリフを残したいでしょうか?「死」は確かに怖いけど、充実した毎日を送っていれば、いいセリフが残ることになるのかもしれません。2004年もみなさまにとってステキな年になりますように♪
2003年は本当にありがとうございました。2004年もみなさまの生活、人生を充実させる本をお届けしていくために、スタッフ一同全力で頑張ります。2004年もよろしくお願いいたします! |