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読書日記 2004年3月31日更新
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2003/10/8
『凄絶な生還、うつ病になってよかった』

著 者:竹脇無我/上島国利
出版社:マキノ出版
発行日:2003年07月
本体価格:1,300円
「うつ病」。ちょっとどきっとしますが、意外とありふれたものなのかもと思うようになりました。きっかけは、倉嶋厚さんの『やまない雨はない』を読んでからでした。ある物質が脳に足りなくなってくる、いわゆる燃料切れのようなもので、薬の治療も、その物質を投与することで症状を抑えられるのだと、そう聞くと、なんだか普通のことのように思えてきたのでした。ある調査によると、今の世の中、6人に1人は何らかの症状を持っているとか。「心のカゼ」とも言えるくらいだそうです。ただし、決して見くびってはいけなくて、「心の肺炎だ」と言うお医者さんもいます。周囲の無理解が本人を追い詰めることにもなります。治すのに必要なものは、「休養、薬の助け、治したいという自分の気持ち、そして周囲の人の支え」であるとのこと。「頑張れ!」で追い込まずに、そっと見守るのが何よりの助けのようです。

竹脇無我さんが、8年もの長い時間をかけて病気を乗り越えてきたことを、率直に記した本でした。仕事やプライベートで、自分のキャパ以上のことが降りかかって来たとき、それは身近な人を亡くすような経験かもしれないし、仕事を失うことかもしれないし、心が耐えられなくなるのですね。検査しても数値は何も悪くないのに、ぬぐえない倦怠感があって、まわりからは「怠け病」と誤解されたり、理解をしてもらえないのは辛いことと思います。休養が何より大切で、「休むことは、無責任なことではなく、休んできちんと治すのも責任ある態度なのだ」と、そのように語っていらっしゃいます。

そして回復した今、「うつ病になってよかった」とは、病気を経たことで、「いまの穏やかな日々の価値がわかるし、人にもやさしくなれるから」という思いの言葉です。うつ病の症状の一つとして、「死にたい」という気持ちが強くなり、現代では、交通事故死の4倍にものぼる自殺の大部分はうつ病によるそうです。「死ななくてよかった。生きていれば必ず治る」と竹脇無我さんは書いています。病気に操られて命を絶つのだとすると、それはとてもやり切れない気がします。

併せて『精神科医がうつ病になった』も読んだのですが、こちらは、精神科医の方がうつの症状になってしまったという手記で、それも衝撃的でした。この著者の方も、やっぱり支えになる人がいてくれたことが治療の大きな助けになっていました。倉島さんもそうだったし、竹脇無我さんも、森繁久彌さんや加藤剛さんからもらった手紙が励みになったし、人の心のありがたさをしみじみと感じさせられます。

軽々しくは言えませんが、「生きていれば必ず治る」の言葉どおり、まずは生きて、生き続けて、そして、支えてくれる家族や仲間の輪の中にまた戻るという、その幸せをめざして治療にあたることができればと、そう念じずにはいられません。
【楽天スタッフ 笑】


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