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| 2002/8/1 |
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『星兎』
著 者:寮美千子 出版社:パロル舎
発行日:1999年05月 本体価格:1,500円
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私の部屋には主に本が3つに分類されて保存されています。
「(理由はいろいろあれど)途中で断念した本」⇒押入れに積まれています。
「お気に入りの本(実用書も多い)」⇒すぐとりだせる場所に並んでおります。
「永久保存版」⇒ベッドの傍らに専用のスペースがあります。
永久保存版は寝る前に眺めたり、ふとした瞬間に読み返したり、とにかくずっと手元に置いておきたい大事な本です。この「星兎」は間違いなく永久保存版コーナー行きです。ストーリーからメッセージから本に流れるテイストまで全部大好き。
街を歩いていたら等身大のうさぎにいきなり声をかけられて、ドーナッツを一緒に食べたり(またドーナッツがおいしそうなんです!)、夜のお祭りを散歩をしたり・・・という不思議なストーリーなのですが、どうも舞台が横浜の気がするのと(地元なのです)、うさぎが死ぬほど大好きだということで、とても身近に感じてしまいました。帯には『宇宙一せつない、物語』というキャッチがついています。本当にそのとおりの切なく美しいお話です。友情や恋などの感情の本質、出会いと別れ、などなどいろんな要素がちりばめられている、何かの真理に迫る深い深いお話でもあります。そして描かれている情景が本当に美しくて、映画を観たように心にキレイな映像が残りました。その気になりやすい私としては、ドーナッツが食べたくなり横浜を夜散歩したくなりさっそく実行に移すことにしました。夏の夜の散歩は気持ちがよいです。この本のおかげで幸せな気分が持続中。これが本の力ですよねー。いい本に出会うと、この仕事をしていてよかったなーとしみじみ思います。 |
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【楽天ブックススタッフ 卯】 |
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