いやぁ、これだけサッカーが大騒ぎになっているとおちおち本なんて読んでられませんね〜
っていう書き出しをどうしてもやってみたかったのです。でも迫り来る締切には逆らえずサッカーを横目に見ながら本を読む今日この頃。
さてこの本、発売と同時にやたら動きが良かったのでついついつられて読んでしまいました。ここのところの私は「やっぱり、小説はストーリーだよな…」と思うことが多かったため、パズル色が強いと思われるものを敬遠していたのです。ちなみに新本格の牙城(だと勝手に思っている)小説現代別冊のメフィストの新刊もその影響か未だ読み終わっておりません。
探偵、失踪、寝台特急、シリアルキラー、密室。とキーワードを並べただけでもミステリっぽい気がしてきますが、これだけの事件がほぼ一日の事として語られていきます。(+ラブロマンスあり)ものすごい勢いで展開が転がるので、1時間ほどで読み終わってしまいました。細かく細かく描写してあるというよりは、あらすじを追っているような感じで読めます。さらに事件の核心に触れていそうな伏線に来るとなんとなく「これって重要じゃぁ…」と思わされるようなムズムズ感があるため(校正ミスかと思ったりもした)本当にスラスラ抵抗なしに進んでいくから快適でした。
そうはいっても一番のポイントは『ふたり探偵』というタイトルでしょう。もしかして、主人公と彼氏とが携帯で連絡とりあって“ふたり”?とか、麻耶雄嵩のなんかの作品みたいに探偵の解決後にもう1人探偵が出てきて大どんでん返し〜?とか想像はつきませんでしたが、こう来たか!という感じです。物語のすべてが解決されたわけではないので、多分続編なりシリーズなりが設定されるのかしら?でも、あまりにディープな仕掛けをしてしまったために、このキャラをそのまま使えるのかとか、あのふたりこのままなの?大変ねぇ…とかいろいろ気がかりなことがあるのです。続編を待ちましょう。 |