楽天市場
ブックス
楽天トップへ
買い物かご | my Rakuten | 総合案内所 | 楽天へ出店 | ヘルプ
本・雑誌・コミックトップ楽天ブックスあなたの書斎楽空間カフェギフト懸賞プレゼント オークションフリマ
1,500円以上で送料無料  ポイントが増えるチャンス!
 注文履歴  ポイント履歴・応募  お買い物方法登録
キーワードで検索 >>本の探し方  |  絞込んで検索 >>

読書日記 2004年3月31日更新
現在の日記の件数:727件

 最新の読書日記   バックナンバー一覧  カレンダー   
<<前日の日記へ | 翌日の日記へ>>
2002/6/19
『マディソン郡の橋終楽章』

著 者:ロバート・ジェームズ・ウォラー/村松潔
出版社:ソニー・マガジンズ
発行日:2002年05月
本体価格:1,400円
とても印象に残る場面がありました。写真家ロバート・キンケイドと農夫フランチェスカの運命の四日間のその後を描いた作品ということで、お互いがまぶたの裏に互いを想い逢えぬ想いを募らせるという描写がいくつかあります。その中でフランチェスカが当時の体型を保つべく細やかな努力を欠かしていないという話があって、彼女があの時着ていたドレスを持ち出して身にまとって鏡の前に立つ。と、そんなシーンです。『マディソン郡の橋』において、キンケイドとの恋をあきらめ家庭を選んだフランチェスカでしたが、彼女の心にはあの四日間が永遠として残ったんだなぁとあらためて印象づけられます。一番輝いていた自分を残しておきたい、もしもう一度出逢えるのならば、あのままの姿で逢いたい。ましてや時間を体に刻み込んだ姿を見て幻滅なんてされたくない。そういうことってありますよね。なんだかそんなオンナゴコロに参りました。

誰しもきっと人生にはそういう選択の時があって、時がたてば経つほど「もしかしてあったかもしれない現在」に想いを馳せることが多くなるのでしょう。キンケイドとフランチェスカの人生はまるで二重螺旋のようで、四日間を起点にした彼らの関係は絡み合っているようでいて、触れあうことはなくそして収束に向かうという、言ってしまえばじれったいものでした。いや、でもそれだから恋っていいのよね。

この終楽章では、キンケイドの息子という人物が登場します。放浪中に関係をもった女性とのあいだに実は子どもが出来ていて、大人になった彼が父親探しを始めるのです。そちらの物語でせつない主人公二人の想いが多少薄まっちゃったかなという気がするのが残念なところ。ただ著者のロバート・J・ウォラーさんのお話を読んだりすると「どうしてもキンケイドに天涯孤独でない人生を与えたかった」のだそうで、このおかげで遺品がフランチェスカに届いたと思えばそれもいたしかたないのかなとも思えます。

でもやっぱり“若い頃一夜を共にした女性”に再会させるくらいなら、フランチェスカを迎えに行って欲しかった…(それだと本編とストーリーが違っちゃうけど)と、複雑なオンナゴコロを(一応)抱えた私などは歯ぎしりをしてしまうのでありました。読者は断然女性が多いでしょうから、女性の視点をもうちょっと増やしてもらった方が売りやすかったかな。(というのは本屋としてのコメントです)
【楽天ブックススタッフ 瑞】


【読書日記】では、楽天ブックススタッフが自分たちの読んだ本を日記形式で紹介していきます。

新刊本・未刊本・絶版本。定番から変わった本まで、いろいろな本が登場します。ほぼ日替わり、何が飛び出すか、乞うご期待!
皆さんが読んだ本、良かった本、面白かった本も、私たちに教えて下さい。
お便りはrecommend@books.rakuten.co.jpまで



このページのトップへ

楽天ブックス トップ | ヘルプ | 買い物かご| 注文履歴| お買い物方法登録

ご意見、ご質問などは info@books.rakuten.co.jpまでお寄せください。
楽天BOOKSは SSL に対応しているので、クレジットカード番号は暗号化して送信されます。

Copyright (c) 2000-2003 RakutenBooks, Inc. All Rights Reserved.