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読書日記 2004年3月31日更新
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2002/11/22
『親不孝通りディテクティブ』

著 者:北森鴻
出版社:実業之日本社
発行日:2001年02月
本体価格:1,600円
ここのところ、2冊立て続けに北森さんの本を読みました。これと『闇色のソプラノ』です。どちらも珍しく後味の悪い小説だったので、書こうかどうしようか悩んでたんですけど、せっかくなんで書いておこうと思います。

まず、親不孝通りディテクティブですが、その名の通り博多の街を舞台にした探偵小説です。長浜、中州や天神の景色の中で博多っこのテッキとキュータが大活躍!ってのがそのストーリー。ハードボイルドと呼ぶには柔らかく、日常の謎というには犯罪色が豊かな事件の数々が解かれていきます。変わっているのは2人の職業。テッキは屋台の店主(それも売りはカクテルってんだから笑えます)で、キュータは結婚相談所の調査員。このコンビ、若かりし頃はかなりな悪だったようなので悪徳刑事に目をつけられてたりして、何かあるたびにやっかいごとに巻き込まれるのです。

短編集なので一本一本味付けが違うわけですが、中で一番気に入っているのが表題の【親不孝通りディテクティブ】。テッキの屋台で「雪国」というカクテルが永久欠番になっている理由を語って聞かせる話です。これには参りました。謎解きとかそういうのはすっ飛んでしまうくらい切ない話でした。これはいい。総じてセンチメンタルな話が多い中でも光っていました。それに屋台でおでんをつつきながらカクテルを手にして(って組み合わせはどうかと思うが)マスターの昔語りに耳を傾けるってシチュエーションが良いですね。季節柄もあってか、木枯らしの中で暖かさを提供する屋台の空気がよく感じられました。

ラストも切ない話しながら残念なことに後味の悪さが勝ってしまいました。「雪国」の話が一番最後だったらしみじみとした幕引きになったと思うのですが、そればっかりは難しいでしょうね。最大の問題は主人公2人のキャラクターが見えているようで、ステレオタイプの絵のまま終わってしまったところかなと思います。もうすこし踏み込んで暗部も含めて書いてあったら読み手としても納得できたかもと残念です。

あ、今回は料理があんまり出てこなかったことも残念でした。北森先生、今度料理エッセイとか料理本とかそういうの出しませんか?
【楽天ブックススタッフ 瑞】


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