| <<前日の日記へ | 翌日の日記へ>> |
| 2002/10/23 |
 |
『TOEIC TEST文法別問題集』
著 者:石井辰哉 出版社:講談社
発行日:2001年09月 本体価格:2,200円
|
さあTOEIC対策本を買おう、と探し始めたはいいが、ほっっんと山ほどあるのですね。だいたい、点数別に「730点攻略本」「620点攻略」とか言われても、いったい自分の力では何点を目指せばいいのか、初受験の身には全然わかりまへん。しかし、そういう人にはちゃんと『スーパー模試600問』という本があって、「本番での得点が予測できる」ことになっています。
本書は、びっしり780問。文法項目ごとに「時制」「助動詞」「仮定法」など10章に分かれていて、1セット30問で全部で26セット。だいたい各章2セット、多いもので5セットという構成です。
前書きによると、これを「3−Stepメソッド」でやりなさいとのこと。まずは下準備。文法知識が足りない自覚があれば、まずは文法書で基礎知識をつけてからのぞみなさい、と。Step1――制限時間ありで、1問30秒、正答率よりも時間内に答えることを重視。実際のTOEICのきつい時間制限の中でどう答えを出すかの要領をつかむためです。Step2――制限時間なし。好きなだけ考える。短いヒントがついているので、難しい問題はそれを見てもよし。Step3――制限時間なし+辞書・文法書あり。理由をしっかり考えてつきつめるステップです。
これだけ終わったら、やっと採点に入ります。各ステップごとに点数をつけます。たとえばStep1がStep2より極端に悪い場合は、「文法的知識には関係ない。スピードがない。解き方の段取りが悪い」、Step3が8割以下なら、「基本的な文法項目の知識が不足している」などの診断ができるので、合理的な3−Stepなのです。
この本、解説が充実しています。問題集一般に言えることですが、これは素晴らしいことです。問題集がとりはずし可能な別冊で130ページ、解説部分が280ページです。「正答誤答という結果よりも、なぜそれが正解なのか、なぜ他の選択肢が間違いなのかを考えてもらう」「正答の解説に終始する類書が多い中、誤答選択肢がなぜ正答になり得ないのかまで説明」という、著者のポリシーには大きくうなずけます。「これが正しい」と言われるだけでなく、どうして自分が選んだこれが間違いなのかを理解するのは重要で、これがないと、また次に間違ってしまいますから。
また、「同じような解説もあえて省略せず、繰り返し説明」してあります。第1セットにあった問題の類題が第2セットに現れたとき、そこの解説にも重複をおそれず書いてあるわけです。これは「反復」という意味でとても効果的です。人間、1回で覚えられたら苦労はしないんですよね。もっとも、逆に著者の立場からすると、だぶってもいいという構成は、問題の配置も自由にできるし楽だろうなーなどと、余計なことも考えました。
実際のところ、3−Stepをきっちりやるのはかなりたいへんです。のろのろやってたら、あっという間に試験1週間前。全然終わってなかったので、妥協策としてStep1+採点という勉強法に切り替えました(趣旨をないがしろにしてごめんなさい)。それでも1セット30分は優にかかりますから、なかなかのものです。各章1セット+α程度をこなしたところで、時間切れ、試験日を迎えました。
振り返ってみると、時間制限のある中で勉強するという、いわゆる「試験勉強」っていうのは、アタマを使っている気がしますね。久しぶりに新鮮な思いでした。試験マニアの気持ちにちょっと近づけた気がします。で、結局本番のTOEICでどうだったか、それを書くにはこの枠をオーバーしてしまいました。(点数なら3文字で書けるぞっていうツッコミはナシ)
|
|
【楽天スタッフ 笑】 |
|