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| 2002/10/17 |
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『パワー・ブランドの本質新版』
著 者:片平秀貴 出版社:ダイヤモンド社
発行日:1999年07月 本体価格:2,400円
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「ブランディングについてシロートが読むのに手頃ないい本ないですかね」と知人に聞いたところ、この本を紹介してくれました。なのに、後日「買って読んでますよ」と言ったところ「おっと、そんな難しそうな本を」とは…。アナタがすすめたんでしょうが。でも、読んでみると、私はほんとにマーケティングには素人なんですが、ふむふむなるほどねと(そんな偉そうに…)納得することが多く、勉強になる本でした。定番の本らしく、98年1月に初版が出たあとわずか1年半で、加筆改訂したこの新版となりました。
ソニー、ベンツ、ナイキ、ホンダ、ネスレ、その他多くの、超有名「ブランド」、すなわち「パワーブランド」をかかえる企業が、いかにしてそのブランドをマネジメントしているかがテーマです。そう書いてみると難しそうに聞こえますが、ブランドの方向を決めていく経営トップに取材した上で、そのインタビューも含めて書かれていて、何よりも、そのトップの言葉一つ一つに含蓄があります。やっぱりすぐれたトップの下で働くのは幸せなことだろうなと、改めてしみじみ感じました。
トップはまずブランドの「夢」を語る――その夢に共鳴する人が集まって働く――製品が市場に出て顧客が集まり、働きたい人も集まる――それをモニターしつつトップは「夢」の次の方向性を決める、といったサイクルで「夢の輪」が機能していきます。この「夢」を従業員の末端まで浸透させることが、ブランドにとってとても大切です。「末端まで」というのは「言うは易く…」であり、実際に顧客と生で接する販売員の口からもしっかりとブランドの魅力が語られなくてはなりません。そういえば、以前ある外国メーカーの車に試乗したときのこと、そのディーラーの担当者が、「エンジンの振動が伝わってくるんですよね」といかにもクルマ好きそうに熱く語ってくれました。こうして共鳴する信徒が増えていくものなのでしょう。
「ブランドは私の人生そのものであり、私のベイビーだ」。こう語ったブランドのトップがいました。そんな人と一緒にブランドを作り上げるもよし、また、逆に自分から「夢」を発信できたならば、それもまた素晴らしいです。
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【楽天スタッフ 笑】 |
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