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| 2001/7/16 |
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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
著 者:J.K.ローリング /松岡佑子 出版社:静山社
発行日:2001/07 本体価格:1,900円
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ハリポタの3巻がようやく発売。私の場合は読み始めたのがつい最近なので、待たされた気分はそれ程長くなかったのですが、これを1年、待ち望んだファンは一日千秋の思いだったことでしょう。そうなると、今度は次作までの1年を思ってしまいます。読んじゃうと次がないなぁ・・なんて。そうはいっても、読書日記を書かなくてはならないし、書くなら出来るだけ早く書きたいし。と眠い目をこすりこすり一気に読み切りました。このボリュームで児童文学として出されたのですから、大したものです。そのうえ、これだけ多くの人が熱狂的に発売を待っている。活字離れなんて言っていられませんね。
今回のハリーはアズカバンという監獄を脱獄した父の敵と向き合うことになります。ホグワーツ校にいるその囚人を追って、吸魂鬼(ディメンター)という謎めいた存在も使わされて来ました。ハリーはディメンターがいたく苦手で、出会うと気絶してしまったりします、この為クイディッチの試合でも苦しめられることになります。挙げ句の果てに占い学の先生からは死まで予言されて踏んだり蹴ったり。
これだけの有名な本に感想を言うのも何となく気恥ずかしいものなのですが、1作ずつ確実に内容が充実して品質が上がってきている気がしています。(事実、ページ数も増えてはいますが)特に、今回のハリーを取り巻く友情の行方や、ハリーの成長ぶりは青春小説としてもなかなかのものではないでしょうか。家庭(マグルの)で、散々な目に遭わされるハリーがまっすぐ育っていくのは不思議な気もしたのですが、確実に周囲に育てられていろいろなものを選択してきているのですね。
私が好きなキャラクター、ダンブルドア校長の一言にも泣かされました。さりげない一言が心を揺さぶってくれます。3巻にきて、ようやくすべての道筋がつながってきました。過去を振り返るだけではなく、それを自分のものとして、どうしたらよいのかを考えるハリーは、大人の入り口にたったようです。ますます4巻が楽しみになってきました。
今回の初刷りは80万部と聞きました。恐ろしい程の数字です。(これを運ぶために何台のトラックを要しのでしょう?想像もつきません)どこまで、その記録を伸ばしてくれるのか、業界人としての興味はそういう意味でもつきることがありません。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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