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| 2001/5/2 |
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『プロカウンセラーの聞く技術』
著 者:東山紘久 出版社:創元社
発行日:2000/09 本体価格:1,400円
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ふだんあまりこういう「ハウツーもの」を読まないのですが、最近、いろいろ反省を強いられることが多く、少し謙虚に人の意見に耳を傾けてみようかなという気分になりました。
この本は少し前に話題になって、楽天ブックスでもよく売れました。世間には私のように「しゃべってばっかりで人の話をきかない」と指摘されて反省する人が多いのでしょう。そんな人達と反省会などをやってみたいものです。でもそんな人が集まっても最後までまとまらないのは目に見えていますが。
読んでみて、まず思ったのはプロカウンセラーはえらいということです。相手が何を言っても否定せず、自分の意見を言わず、ひたすら話しやすいようにいいタイミングで相づちを打つのです。そうすると相手は気分が楽になり、好きなことを好きなように話すことができ、気が付いたら悩みが軽くなっている。こうしたことを具体的に会話の例をあげながら丁寧に説明しています。(この具体例がまたビジネスマンや家庭の主婦などにありがちなケースでいい味出しています。)相手がどんなひどいことを言っても、動揺してはいけません。その人がそんなことを言う背景を考えてあげなくてはいけないのです。話すより真摯な態度で「聞く」ことのほうがずっと難しいということがよくわかります。
ここに書いてあることは、プロのカウンセラーと相談者という立場でのハウツーですが、個人的な関わりの中でこの技術を実践するとなると、ポイントを箇条書きで頭に叩き込んでおくだけでは意味がありません。相手を思い遣る気持ちが何より大切なのだと思います。しかし誰にでも思いやりを持てるとは限らないので、思いやりを持てない場合は話すほうは癒されても聞く側にはストレスになって軽いノイローゼになるかもしれません。これは人ごとではありません。私もこれまでに一人、二人はマシンガントークでプロカウンセラーのもとに送り込んでいるかもしれません。それに自分の考えを言わない人と話していてもおもしろくないかもしれません。相手は癒されたいのか、意見をききたいのか、見分けることも必要です。
今日はきれいにまとまりそうだったのに自分でぶちこわしてしまいました。いずれにしろ、私はプロカウンセラーにはなれないことだけははっきりしました。 |
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【楽天ブックススタッフ 真】 |
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