私の担当分では今年最後の読書日記となりました。一応最後を大作で飾ってみようかと散々悩んだのですが、最近読んだ小説がどれも個人的には不評で(いや、この際だから言ってしまおう「つまんなくって」)すっかりマンガに逃げる日々が続いていました。一年を締めくくる意味では『このミステリーがすごい!』なんてのもいいかなぁなんて思ったものの、実は今年はそれほどミステリを読んでいないんですよ。とはいっても冊数的には過去最高に近いくらいの本を読んできているんです、我が身を持って最近の出版点数の多さを思い知った一年でした。「金は取り戻せても、時間は取り戻せません。そして世の良い本を読むには人生は短かすぎます。」某出版社のOさんから聞かされたこの言葉が胸にじわじわ響きます。
いかんいかん、最後の日記がただのぼやきで終わってしまうところでした。話は戻って『20世紀少年』です。
子どもの頃、誰しも企てた事がある“秘密基地”や“秘密組織”そこで地球の平和を守ろうと誓ったケンヂを初めとする少年たちがいました。彼らが30代も半ばを過ぎたとき奇妙な事件が世界を賑わせはじめます。各事件に共通するのはケンジの仲間たちが少年時代に考えたマークでした。そこへ来て謎めいた“ともだち”という教祖的な人物があらわれたり、彼の元に集う人達がカルト宗教めいた集団になっていったりして謎はどんどん深まっていきます。細菌テロや殺人が子どもの頃描いた「世界平和を乱す悪の集団」のストーリーの通りに運ばれていき、気付けばケンジは世界を救え!という重大な使命を課せられるに至るのです。
とにかく謎が深まるのが速くて展開がスピーディーなので、手に汗を握りながらわくわく読ませられます。現段階で7巻までが出ているのですが(私は6巻までしか読んでない・・)絡まり合った謎が解けないまま、新展開を迎えています。内容はどこか世相を反映しているように思われます、それくらいフィクションばりのすごい事件が続いた一年でした。でもでもこういうマンガを読むとフィクションの力の凄さを感じさせられるのです。「マンガなんて」って食わず嫌いしないでたまにはこういうのもどうですか? |