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| 2001/11/26 |
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『ドリームバスター』
著 者:宮部みゆき 出版社:徳間書店
発行日:2001/11 本体価格:1,600円
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本が売れない。活字離れ。と本屋にとっては嬉しくないキーワードが囁かれる昨今、宮部みゆきの本は、出たらベストセラーという有り難い動きをしてくれます。本当に宮部さまさま(ハリー・ポッターはそれ以上にさまさまなんだけど)の今日この頃でした。でも、いかんせんここ数ヶ月は文庫の発売が多かったので、ファンとしても本屋としても待ちに待った単行本の新刊です。
人は誰しも“悪夢にうなされる”という経験を持っているかと思います。私がトラウマのように覚えているのは、ウルトラ兄弟がヒッポリト星人に全滅させられるシーンがたびたび夢に出て(あれは幼稚園のころでしたか・・)地球滅亡の恐怖に怯え眠れなくなったことです。あのころは繊細だったんですねー今では壮大な地球の未来より気になることが多いためこの夢は見なくなりましたが・・・
この本では、悪夢にはある原因があります。とあるパラレルワールドで肉体と精神を分離された囚人たちが、ふとしたことから地球(それも日本)に迷い込み、人の心の隙間をついて人にとりつこうとするのです。それを追いかけて来るのがドリームバスターたち、元の世界にはこの職業(っていっても賞金稼ぎ)の人が沢山いるようなのですが日本で大活躍するのはシェンとマエストロのコンビ。迷える子羊、眠るのが嫌な悩み多き人達を救ってくれます。
ここまで書けばわかるように、これはSFなのです。とは言っても、私なんぞは宮部みゆきを半分はSF作家だと思っていたくらいなので別に驚きはしなかったのですが『理由』あたりから読み始めた人にとってはかなり異色の作品なんでしょうね。どちらかというとジュブナイル系の軽いタッチの物語なので中高生にも楽しんで読んでもらえそうです。宮部みゆきを若年層に売り込む→裾野が広がる→売り上げが上がる。と、すぐにこんな事を考えてしまうのですが、そんなことは抜きにしても読んで損はしない事を保証します。
話がそれました。このドリームバスターは一巻という事になっていてこのあともどんどこ続きが出そうです。どんな悪夢を退治してくれるのか?ドリームバスターたちにも色々秘密もありそうで目が離せません。まずは一巻、読んでみて下さいね。 |
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【楽天ブックススタッフ 瑞】 |
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