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| 2001/10/25 |
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『フォーカススクープの裏側』
著 者:Focus編集部 出版社:新潮社
発行日:2001/10 本体価格:1,100円
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今年の8月に休刊になった写真誌「Focus」の20年間のスクープ「ベスト版」です。創刊は1981年10月23日(あ、奇しくも私がこれを書いてる日!)で、オカタイイメージの新潮社の新しいタイプの週刊誌として話題を集めました。こんなに一斉を風靡した雑誌か休刊になるというのにはけっこうびっくりしましたが、もう一つ有名な写真週刊誌ほど柔軟な路線変更をしなかったせいでもあるのかな、とも思いました。あのなんともいえないロゴと表紙がコンビニなどに並んでいると、そこだけどこか読むほうも気合がないといけない硬派な雰囲気でした。
ホテルニュージャパン大火災の救護隊が被災者の瞳孔をペンライトで照らし死亡確認をする写真が最初のスクープとして掲載されています。このころの私はニュース見た横井社長のあやしい蝶ネクタイしか覚えていませんが、現場の臨場感が20年たった今でもこの一枚で伝わってきます。
社会の流れを変えた一枚もあり、時代の一瞬を切り取るために、体をはったカメラマンの裏話はかなり読み応えがあります。あと、芸能人の恋愛ネタなんかでも精神的にも肉体的にも相当な苦労をされていたようです。どの写真が印象的かは人それぞれだと思いますが、私は日航機墜落現場の写真が撮った人のその瞬間の気持ちまで表しているようでぐっときました。
それにしても20年間、私達はほんとうにいろいろなことをかいくぐって生きてきたんですね。田中角栄法廷写真、豊田商事会長惨殺現場、雲仙普賢岳、阪神大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇、砒素カレー事件、桶川ストーカー殺人・・・。こうしてみると、どこかの時点からなんだかマズい方向に時代が流れている気がしてしょうがありません。いったんコマーシャルです。(久米宏風に締めてみました。) |
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【楽天ブックススタッフ 真】 |
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